ここは、山並高校。

私のクラスにはあるゲームがある。
クラスで1番権力のある立花 由梨。
その子がいじめのリーダー。
由梨に目を付けられたら…終わり。

「由梨ー。今日の中島見た?ばりキモいんですけど。」

「中島なんか眼中に無いから笑」

そう。中島 南は由梨のいじめのターゲットになってしまった。
それは、南が由梨の彼氏を取ったからー。

ガラッ

「よー。ブス中島ー。今日もブスですねー笑」

本当は、こうゆうの良くないと思う。でも、逆らえない。逆らったら自分が的にされるから…。
ゆえない…。

「あの…由梨ちゃん、ごめんなさい。」

「は?何よ今更。謝られても無理なもんは無理だから。何であんたなんかに…。」

ドンッ

「きゃっ!!」

「いたっ…。」

南は、机に背中をぶつけた…。
大丈夫って声を掛けて上げたいけど…。
由梨の視線が怖い。
でも、言わなくちゃ!
由梨、辞めなよ。」

言っちゃったぁぁぁぁぁぁ!!
由梨、どう思ったかな…。
明日から、いじめられる…よね。

「…夏希?何それ、こいつかばうの?」

「うん…。こうゆうの良くないと思う。」

「ふーん。最初は、こいつが悪いのに。私の彼氏取るから…。」

「証拠、あるの?」

「…証拠?そんなの…。」

「無いでしょ。無いのに決め付けたら駄目だよ。ちゃんと、本人の口から聞かなきゃ。」

「分かった…。聞けば良いんでしょ!早く中島喋ってよ。」

「あの、ね。私、由梨ちゃんの彼氏取ってないよ。好きでもない。」

「嘘つき!じゃあ、何であの時…。あそこの店に2人で居たの?何してたのよ…!」

「あれはね、由梨ちゃんの誕生日もうすぐだからって、女の子の好み分かんないから教えてって言われただけだよ。」

「何で、あんたなのよ…。」

「ほら、私委員長だったでしょ?委員長だったら秘密にしてくれるよなって…。よっぽどばれたくなかったんだと思うよ。」

「…そうだったんだ。勘違いしてた…。ずっと…。ごめんなさい。」

「良いよ。私も誤解を招く事しちゃったし…。」

良かった。2人が仲直り出来て。
明日からは、学校も行きやすくなるし、いじめなんかいらない。
はっきり言って良かった。