あの転校生

今日から通う高校は雲雀高校(ヒバリ)というらしい。

今私の目の前にいるのは若めの男の先生。

私の担任らしい。名前は…えっと…山口先生だったかな?

「五十嵐、緊張してるのか?」

「若干してます」

苦笑いで答える私に彼は

「まぁ、大丈夫だ!お前なら何とかなりそうな気がするよ!」

と言ってきた。その根拠はどこにあるんだと考えながらもつっこまないでおいた。

「だといいのですが…」

そんな話をしながら新しい教室1-3の前までやってきた。