あの転校生

こんなもんでいっか。持てる分だけを持ってあとは宅配にしてもらった。

「ふぅ。やっと終わった。かーえろっと」

一人呟き少しルンルン気分で帰ろうとした。

「あれぇー?心ちゃんじゃねー?」

ん?今名前を呼ばれた気が…

「ぁ、ほーんとだっ!こっころちゃーん♪」

取り敢えず振り返ってみる。そこにいたのは隣の席のチャラ男とクラスにいた可愛い雰囲気の女子だった。

「こんばんは。」

「俺隣の席の楠〜!覚えてるー?」

「まぁ、覚えてますけど…」

なんなんだこいつは。