スナオじゃないキミ.








♪〜〜


《和くん:屋上。》




呼び出し。




まだ衣装のままだけど、いいかな。





カバンを持って屋上へ急ぐ。




屋上行くことバレたらまずいから、



こっそり行く。




屋上に行くと和くんはまだ来てなかった。




先に小屋に入って待つ。





小屋は、なんかすごい装備が沢山ある。



トイレもあるし、なぜかシャワーもある。



テーブルもあって普通の家みたい。




それにしても、和くんまだかな。




バタンッ



屋上のドアがあいた音がした。




和くんかな?




足音が近づいてくる。



ガチャッ




「あれ、遥奈?」




「え....健輔。なにしてんの?」



入ってきたのは健輔。



絶対和くんだと思ってたから


ほんとにびっくり。




「俺は、屋上に置きっぱなしだった物品取りに。


遥奈こそなにしてるの?」





「あーと、えーっと、

企画の仕上げしようと思って。」




「まだ残ってんの?」




「残ってるっていうか確認みたいな。」




とっさに嘘ついた。


嘘つくの下手だなぁ。




「ふーん。一人で?」



「んー.....。


一人だし一人じゃないし....。」




「どういうことだよ(笑)」



爆笑し始めた健輔。



健輔に和くんのことバレるのも怖いし



今ここに和くん来るのも怖い。




「ってかどうやって鍵あけたの? 」




何気なく健輔が聞いてくる。



そっか、そうだよね。



健輔が鍵持ってるんだもんね。



なんて言えばいいんだろう。




「えーっとそれは.....」




バタンッ




屋上のドアがあいた音がした。




和くんかな?どうしよう。




どんどん近づいてくる。




どうしようどうしようどうしよう。




ガチャッ



案の定和くん。




健輔と私を見つけて一気に眉間にシワをよせる。




「俺、お邪魔だった?ごめん。」



そういって出ていく和くん。





「わー、びっくりした。」



健輔が能天気に言う。



どうしよう。和くん怒らせちゃった。



ほんとにどうしよう。






「あ、もしかして今の人と作業するんだった?」




「....ん。」




「ごめんごめん。

じゃ、そろそろ俺行くわ。


明日期待してるからな。」




ばいばーい、って手を振りながら帰ってく健輔。




和くんもう帰っちゃったかな。




なんとか誤解をときたい。




《もう帰りましたか?》



メッセージ送ったけど、


多分返信してくれないだろうなぁ。



ほんとにどうしよう。