「好きっ......。」
「え?」
「和くんが好きっっ。」
言ったあと、少し我に帰った。
言っちゃった言っちゃったどうしよ。
焦りがでてきた。
手汗がやばい。
和くんを見れない。
涙も止まらない。
ただただ無言。
一秒一秒がとても長く感じる。
先に沈黙を破ったのは、和くんだった。
「付き合ってやってもいいよ?」
なにこれ夢?え?現実?
もうわけがわからない。
泣いて頭も痛いし、
現実感がない。
ほんとに和くんが言った?
「ただ.....。
周りには内緒な?」
また、一気に落とされた気がした。
周りには内緒?
なんで?
少し現実に戻る。
理由がわからない。
でも.......
「それでもいいです。」
そう思うくらい、
頭は“和くんが好き”でいっぱいだった。
今はこれしか選択肢がなかった。
