それを察したのか、
「まぁ、この話はまた今度ね?」
と言って話をやめた。
鈍感な絵麻もさすがに気づいたみたい。
「ってかさ、和と遥奈ちゃんなんの話してたの?
共通の話題とかあるの?」
言われてみたら全然内容ある話してない。
「顔真っ赤な話とか?」
不意に携帯いじり和さんが言ったから
少しびっくりした。
不意打ち+機嫌悪かったからで。
「いや、それは和さんがっ......」
「人のせいにしないの。」
知らない蓮さんが、
なんだよそれー、っていって和さんの肩を叩く。
この二人が仲悪かったなんて考えられない。
「俺と絵麻ちゃんがなんの話したか聞きたいって?」
興味ねーよ、と言う和さんを抑えるて話し始めた。
「俺と絵麻ちゃん、
遥奈ちゃんの地元の話してたんだけどさ、
すんごい良い所っぽくて行きたくなったわー。」
蓮さんにとっては“田舎”なはずの私の地元を
そう言ってもらえるのはとても嬉しい。
「ほんとですか!?嬉しい~。」
「あとはね、遥奈ちゃんのバトンの腕前の話!」
「遥奈すんごいうまいんですよー、
ってちゃんと自慢しといたよっ。」
「学祭遥奈ちゃんガン見でいくわ俺。」
「えー、恥ずかしい。
全然うまくないですよ。」
恥ずかしいけどちょっと嬉しい。
こっちにきて、同じ学年にはちょっとずつ友達も増えてきてるけど、
先輩と関わる機会なんて部活と委員会位しかないから。
行事委員会でよかった~。
