「あ、遥奈ー!!!」
「絵麻!よかったたどり着けた。」
「よかったよかった。」
絵麻とは引っ越してきてから何回か会って
部屋の片付けとかも手伝ってもらったけど、
こうやって制服を着て会うと
これからまた同じ学校に通えることが
嬉しくてたまらない。
「校内にクラス張り出されてるからさ、
見に行こうよ。」
「うわあ~、緊張する。」
「てか、誰かに聞けた?」
「あ、うん。
多分先輩かなあ。」
勝手に先輩だって思い込んでるけど、
同い年の可能性もあるのか。
でも、なんか先輩ぽかったしなあ。
「へぇ~。どんな人?」
「なんかねー....かっこよかった.....かも。」
「めずらしい!遥奈がそう言うの珍しい!」
おし、その先輩狙っていこーう!
と言ってにこにこする絵麻。
あの先輩にまた会いたいなあ。
って素直に思う。
でも、この先輩が
“平凡”に毎日を過ごしたくて
勉強もそれなりにできて、友達もいて、
“普通で幸せ”な恋をしたい
私の高校生活に大きく関わることになる。
