スナオじゃないキミ.






あれから健ちゃんのリクエストで




串カツを食べに行った。




出るとき、チラって和くんを見ても




全然目が合わなかった。




怒ってる様子もなかったし、



聞こえてなかったのかな?




ご飯の時はずっと地元のみんなの話をしてた。






「めっちゃ食ったー。美味かった。」




「これからどうする?」




「カラオケでも行く?」




「いいねー。」





カラオケに向かう。




土曜日だからか、すごく混んでる。




大雅の歌のうまさに眠くなってくる。





♪〜〜



制服がブルブル震えて、一気に眠気が覚める。




《和くん:なにしてる?》




和くんだ。なんて返そう。



男の子とカラオケって言ったら怒られそう。



《友達と居ます!》



友達って言ったら絶対わかるよな、


と思いつつも送信。



今日の和くんは返信が早くて




すぐ返信がくる。



《和くん:さっきのひと? 》



《そうです。》




《和くん:どこにいるの?》




《今、駅前です。》




《和くん:まだ帰んないの?》




《多分まだ帰んないです。》





《和くん:帰る時連絡して?
迎えに行く。話もあるし。》




話ってなんだろう。




冷や汗がでてくる。




別れ話だったらどうしよう。




まだ付き合って一週間もたってないよ。




不安でまともに歌が歌えない。




結局カラオケを出たのは20時。




「これからどうする?」




「ここでバイバイってのも虚しいよね。」



「絵麻家くる?ホテルに泊まるの?」



「そうだよ。」




どうしよ。まだみんなと遊びたいけど、



和くんの話しも気になる。




「あのー.....」





「遥奈? 」




「私そろそろ帰るね?」




「え、どうしたの?」



「お姉ちゃんがなんかあるからって。」




「そっかー。じゃあまた明日ね?お疲れ!」




「明日も行けたら行くわ!」




「ありがとう健ちゃん大雅。ばいばい!」




みんなごめんなさい。




嘘ついてることに心が痛む。




三人を見送ってから、



和くんに電話をかける。




プルルルッ



「もしもし。」




「すいません今別れました。」




「どこにいんの?」





「駅の近くの住宅街にいます。」





「危ないからどっか明るいところにいて?

すぐ行くから。 」




「わかりました。」




近くにあったコンビニの前で待つ。