「いらっしゃいませ〜。」
男の人が多いかなと思ったけど、
興味本位か女の人も結構いる。
「あ、遥奈、蓮さんと和さん来るって。」
「そうなんだね。」
和くん来るのか。
ちょっと気まずいけど、嬉しい。
タイミングが悪く、和くんが来たのは
すごく混んでるとき。
話しかけることもできない。
やっと落ち着いて、
何気なく話しかけようと思った時のこと。
「はーるーな。」
後ろから聞こえる声にふり向いた。
そこにいるのは......健ちゃん。
それと絵麻の元カレの大雅(たいが)。
信じられない。
「えっ、えっ、健ちゃん?
なにしてるの?わけわかんない。
どういうこと?」
「遊びに来ちゃった。」
ほんとに健ちゃんだ。
嬉しい。
「あ、あれ絵麻?
えまー。」
ちょうど蓮さんと和くんと話してた絵麻を呼ぶ。
「えぇーーーー。健ちゃん?
みんななにしてるの?え?
大雅も。え? 」
「久しぶりに俺らに会いたいかなーと思って来ちゃった。」
「会いたかったよほんとに。」
「ほんとは、女子も何人かくる予定だったんだけど、
部活の大会とかで予定合わなくて
二人だけだけど。 」
「それでも嬉しいよぉ。」
健ちゃんはほんとに友達として大好きなのだ。
「あ、今日健ちゃんと大雅も一緒に遊びに行こうよ。」
「お、いいね行きたい。」
久しぶりな地元の感じ。
楽しい。素でいれる。
「じゃ、あとで校門に迎に行くわ!」
「はーい。じゃあね。」
別れても驚きが残る。
「ほんとにびっくりしたね。」
「ほんとね。」
気づいたら和くん、もういない。
ちょっと見れただけでいいか。
それより驚きが大きくて。
「ね、遥奈。
今日メイド服でプリとろうよ!」
「恥ずかしい〜けどいいよ。」
驚きもあって楽しい学校祭。
♪〜〜
《和くん:シフト終わった?》
《終わりました!》
《和くん:
俺あと15分位で終わるから、屋上ね。》
今日はもう会えないと思ったから
嬉しい。
でも、やっぱり、学校祭一緒に回ってる
カップル見ると虚しくなる。
「絵麻。ちょっと行くとこあるから行ってくるね。」
「あ、はーい。いってらっしゃい。」
メイド服だから移動が大変。
