ガタッと席を立ち、肩をつかむ彼の手をバシッとはたく。






「ごめんなさい。・・・・・」





昔の思い出が、あの夢に見る“アレ”が








「怖い・・・・・・・」







「え・・・・」





誰にも聞こえないような細い声で言ったのに、





手をはたかれた彼は聞き取ったらしい。