「え?」
「彼カノなんだから、一緒に帰るでしょ、普通」
「……え!?」
い、一緒に帰る……?
う、ウソでしょ?
拓磨くんはカバンを持つと、立ち上がる。
「帰るよ」
「う、うぇ!?」
腕を引かれて、学校を出る。
「アンタ、家どこ?」
「えっと……東町3丁目……」
「送ってやる」
「で、でも……」
私の家、遠いよ?
学校から学校の最寄り駅まで徒歩20分、電車乗って20分、家の最寄り駅から徒歩30分だよ!?
そんなの送ってもらうなんて申し訳ないとかのレベルじゃないよ!
「俺の家も東町だし」
「え、そうなの?」
「あぁ」
知らなかった……私と同じ町から通ってる人、同じ高校でほとんど見ないから、驚きだ。


