「いらっしゃいませー!2名様でしょうか?」



「はい!」



「こちらの席にどうぞ」



ウェイトレスさんに案内された席に向かい合って座る。



「わぁー!アップルパイだ!」



メニューを見て、アップルパイを指さす。
そのアップルパイは写真だけど美味しそうで、思わずテンションが上がる。



「私これにする!拓磨くんは?」



「じゃあ俺も」



それから、拓磨くんがウェイトレスさんに声をかけて注文してくれた。



「ふふ、楽しみだねっ」



「そうだね。ていうか、子どもみたい」



「こ、子どもって……!私はれっきとした高校生だもん!」



「はいはい」



確かに身長は低いけど、ちゃんと心は大人だもん!