【完】矢野くん、ラブレターを受け取ってくれますか?






「頭ナデナデしてあげようか?」



私はクスッと笑いながらそんなことを言ってみる。



「は、はぁ!?」



「してあげるよ」



頭を撫でようと、拓磨くんの頭に手を伸ばす。
が、拓磨くんはイスから立ち上がってそれを阻止した。



そして、私の頭を撫でた。



「はいはい、よしよし」



「ちょっと!私が撫でようと思ったのにぃ……」



私は立ち上がって拓磨くんの頭を撫でようとするけど、身長の高い拓磨くんの頭に手が届くはずもなく。



「撫でられるもんなら撫でてみてよ」



「もう……拓磨くんのイジワル」



どうせ撫でさせる気なんてないクセに……。



「安心して。美憂の分まで俺が美憂の頭撫でてあげるから」



「うぅー……」



私は頬をふくらませて、拗ねたフリをしてみる。