次の日の朝。
ピーンポーン―――
「はーい!」
インターホンが鳴って、外に出ると拓磨くんがいた。
拓磨くんを家の中に誘導する。
「今日は昨日より起きるの早いね」
「えへへ、朝ごはん作って、拓磨くんのためにリンゴたくさんむいてたんだ!」
今日は朝ごはん担当だし、リンゴをむこうと思ってたからちょっと早起きしたんだ。
「それは楽しみ」
フッと笑って食卓につく拓磨くん。
「拓磨くん、おはようございます」
先に食卓についていた日向が拓磨くんに言う。
「おはよ」
「はい、朝ごはん出来たよ~」
私は2人の前に朝ごはんを並べる。


