「よし!」 できたー!!! ふぅ、失敗しなくてよかった。 「はい、おまたせ」 リンゴをお皿にのせて、拓磨くんに渡す。 「さんきゅ」 拓磨くんは食卓につくと、リンゴを食べる。 「ん、美味い」 「私ももらっていい?」 「当たり前」 拓磨くんの向かいのイスに座ると、リンゴをかじる。 「美味しい!冬のリンゴはやっぱり美味しいよね」 「あぁ」 冬は寒いからニガテだけど、リンゴの季節だからキライじゃない。