星野先生と下の階まで下りた。




私も下に下りるんだし、断るのもなんかへんだと思ったんだ。





胸の奥の遥か奥には、伊吹とその、神崎先生のことがチクリと刺さっている気がする・・・




星野先生は、体育教官室に行くと行って、途中で別れた。





・・・・神崎先生が気になる。





気になると、すごくすごく気になってしまう私の良くない癖・・・・





私は、保健室の前を思い切って通って見ることにした。






入学式には紹介されなかったよね?




それだったら、顔知ってるはずだもん・・・





ため息が出そうなほど緊張している私・・・



階段を降り終えた私は、ゆっくり歩いていると、遠くから女の人が歩いて来るのに気づく。



・・・あ、神崎先生だ、きっと。



だって、白い白衣着てる。





なんか、とにかく緊張してしまう私。






神崎先生らしき人は、前に私がいると分かった様で、小さく会釈をした。