ドラマチック・ロマンス

「ね、伊吹くんといえば・・・・保健室の先生いるじゃん?」




「うーんと、神崎先生だっけ?それと伊吹くんが関係あるの?」



「あるのあるの!」




ピクッと自分の耳が反応するのが分かった。



保健室の先生って神崎先生だったよね?



確か産休の先生の替わりに来たって。





「私、見ちゃったんだよ!神崎先生と伊吹くんね、すごい密着しててね、神崎先生は恋する瞳で伊吹くんを見てたんだよ!」




「えー!まぐれじゃない?」




「だって、仲良さそうだったよ?」






・・・・・・泣きそうなんですけど。







二人の声が、耳から入って来て、久しぶりにこんな気持ちになった。







みんながさよなら〜!と向けてくれたので、頑張って笑顔で私もさよならと言った。