トーコ先生と香鈴先生の恋愛も気になってきた。



今度、お茶でも誘ってみようかな!




「今度は、二人のことも聞きたいな…」




ポツリ呟くと、二人はにこりと“今度、お話しますね”と笑ってくれた。




それから、私とトーコ先生と香鈴先生はしばらく手話に夢中になっている。






生駒さんに手話を使って話を聞きたい・・・その一心で頑張っていたりする。







グランドからは、走っている生徒がちらほら見える。



生徒の賑やかな笑い声も聞こえる。




今日もここから伊吹が見えるんだ。




なんかウキウキしちゃうけどいいのかな・・・



職場に好きな人がいていいのかな・・・






生駒さんの問題もある。




吹奏楽部もある。





こんな私でも出来ることあるよね・・・?



ううん、私にしか伝えられないことあるような気がするんだ。


だから、生駒さんが笑ってくれるまで私は諦めきれないもんね。