・・・・・でも、伊月も花菜が好きだから俺は、告白をしなかったってゆうのはただの言い訳だよな。




伊月に言いづらかったとか言い訳だよ・・・・


あの頃の俺にとっちゃかなり、重要なことだったんだ。






そんな俺だった−−−−−−−−−−





−−−−−−−−−「伊吹兄ちゃんっ!ったく、聞いてんのかよっ!」





俺は、ハッとして目の前にいる斗真に気づく。



随分、浸っちまったな・・・・・・




「わりぃ、めっちゃ浸ってた。」



「・・・しょうがねぇな、兄ちゃんってもしかして、恋わずらい?」



俺は、「ぶはっ」と吹いた。そして、斗真をバシッと叩く。



「ハハ、睨むなよ!」



「うるせぇよ。」




斗真もいつか誰かのことを考えたりする日がくるよ、きっと。




俺は、斗真に恥ずかしいところを見られたなーっとちょっとうなだれていると、斗真が今日一番ってくらいの声を大きく出した。




お店から、誰かが入ってくる。




「えっ、伊月兄ちゃん!!」




久しぶりに見た、双子の兄・・・・伊月だ。





「よっ、久しぶり。元気だった?」