帰りのホームルームも終わり、部活が始まる時間になった。



早く、部活に行きたい人、友達とおしゃべりしている人、様々。
私も、職員室に行き、音楽室に向かおうとしたときふと、星野先生が目に入る。



・・・・・さっきの星野先生の言葉は本当なんだろうか。星野先生も普段通りで、さっきのセリフは幻なんじゃないかとさえ思えて来る。



そして、菅谷さんのこともあるし・・・どうしたらいいんだろう・・・考えることはたくさん尽きない。けど、菅谷さんの話を聞くことは出来ると思うんだ。


こんな私にだって、聞いてあげられることぐらいはできるはずだから、私は向き合ってみようかなと思うんだ。




今日は部活があるから、明日にでも本人と話したいと思いながら、部活の終わりまで生徒たちと練習に励んだ。


今日はパートごとにパートリーダーが仕切り、みんなをまとめていく。


今、練習しているのは、主に体育祭で演奏する楽曲だ。体育祭は9月。9月まで時間があるものの、夏休みの練習を挟んで、あっとゆう間に過ぎさってしまうだろう。
しかも、行進しながらの演奏はかなり、生徒たちにも頑張って貰わないとならない。

夏休みが空けたら、体育祭の練習だからそれまでには、暗譜をしなければならないのだ。