懐かしい3人。小学校も中学校のときも、二人は双子だからか、みんなの人気者だった。



「伊月と伊吹のこと、みんな好きだったよね。みんなが、二人のこと見てた。人気者だったよね~」



ファンクラブがあるまでじゃないにせよ、人気だった。私は、伊月の撮った写真を見ながら、あの頃の二人を思い出していた。
これで、美咲がいたり一気にもっと盛り上がるのかな。




「今は、花菜だけいてくれたら、それで良いよ、俺。」





・・・伊吹・・・・




「ははは、花菜愛されてるなぁ。」




私にそんなセリフを言う伊吹、そんな伊吹に伊月は思わず吹き出す。




「笑うなよ。」




「照れてるーー!」




伊吹は、照れているのかこっちをなかなか見なかった。
伊吹も照れてるの?だったら、私はもっと照れてるよ。



伊吹と出会えたことがすごく嬉しくて愛おしいんだ。