ドラマチック・ロマンス

「私、帰ります。こんな顔でみんなと会えないし。」




「え、ちょっと・・・鈴!!」





涙を拭きながら鈴は、かばんを肩に掛けて遊園地の出口に行こうとした。





「鈴ってば!」




急いで鈴の近くに行くと、鈴は悔しそうに唇を噛んでいる。




どうしたの、鈴・・・




「鈴・・・」





一人で泣いている生徒をひとりには私にはできないよ。




もしかしたら、一人で心を落ち着かせたいのかもしれない・・・


でも・・・




「鈴、パフェ食べに行こうよ!!」




私は鈴を誘うことにした。