ドラマチック・ロマンス

「で、花菜先生はどうしたんですか？」




香凛先生は、まだ涙目のまま私を見た。





・・・・私は、二人に今日の出来事を話し始める。





花音ちゃんがみんなと一緒にここに来れたこと。




そして、伊吹が神崎先生と行動を共にしていること。





「「何、やってるんですか！！！」」






ひと通り話し終えると、二人は私に一喝を入れた。





「私の話なんてどうでも良かったです！！」



「私のも！！」




トーコ先生と香凛先生に、色々喝を入れられる。



「花菜先生、元カノは元カノですよ？未練たらたらの元カノだっているんです。」



「神崎先生って、悪女？」



トーコ先生と、香凛先生が交互に口を挟む。




「・・・・でも、もし神崎先生の立場だとしたら、初恋の人に再会したら、一瞬でも一緒にいたいと思っちゃう。」



香凛先生は、“そうだね”とくちびるを噛み締めた。