私は、咄嗟に顔を隠すも、全部は隠せないでいた。




二人には、バレていたらしい・・・




トーコ先生も香凛先生も、些細な私の顔色を察してくれたのだろうか・・・




「で、どうします?」




“何処かに入ります?”と笑いそう聞く香凛先生。




「遊園地内は、騒がしいですもんねぇ。」





トーコ先生も私もため息を同時についた。





“ハッ!”とした表情で、私たちを見た香凛先生は、楽しそう。





「観覧車乗りません?」





観覧車・・・・




朝は、伊吹と乗りたいと思っていたけど、それも叶いそうにはないし・・・



トーコ先生も、瞳をキラキラしていることに気づき、私も、観覧車に乗りたいと同意したのだった。