しばらく二人でアイスを食べたり、乗り物に乗ったり、お土産を見たりと楽しんだ。




やっぱり、花菜といるとすごく楽しくて嬉しくて。





「花菜、ちょっとトイレ行って来て良い?」





「うん、私も。」





繋いだ手を離し、互いにしばらくの間片手が寂しくなる。



そんな、寂しそうな顔をすんなよ、花菜。





トイレから出ると、花菜を探したがまだだったらしく、俺は、さっきの場所で花菜を待つ。






「伊吹。」






“花菜”と呼ぼおとして、振り向くと・・・・そこには、杏が立っていた。




俺を見る瞳がなんだか怖くて俺は見れない。



早く、花菜来てくれ・・・と心の中で何度も唱える。