若いパワーはすごい。




ジェットコースターに乗ると言って、中学生グループは、さっさと行ってしまった。





「・・・・早速ふたりになれたね。」





「あいつら気を使ってくれたのかな?でも、ラッキーだな。」




「うん!!」





今日は、どんな日になるんだろう。





「花菜、手繋ご?」





知ってた?



男でも“キュン”ってするんだぜ?





俺は、花菜が恥ずかしそうに俺と手を繋ぐ。





可愛くて、些細な仕草が大好きだ、花菜。






「夢みたい・・・・」





花菜は、手を繋いで歩いている俺たちを見て、遠くを見つめた。





「夢?」




「うん、大好きだった伊吹と手を繋ぐなんて、まるで夢のようだなぁ。」




本当に、可愛いことを言う花菜。




「夢なんかじゃねぇからな。足りなかった時間を埋めるんだろ?」




「うん!」




花菜が笑うと俺はスッゲー嬉しいこと知ってる?