まさかまだ俺のこと好きとかじゃないよな?




まさか・・・・俺、自惚れすぎかな。







俺は、不安を取り除くために花菜と毎日電話をしていた。






“伊吹、どうしたの?元気ないよ?”




“そうか?花菜の声聞いたら、元気出たよ!”





花菜の笑い声が大好き。





花菜・・・・俺弱くてごめん。





花菜は、生駒さんとゆう生徒が心配で仕方ないと言っていた。



生駒さんは、あの日、ばったり会ったから俺も顔は知っている。




花菜曰く、次の日からもしかしたら、学校に来てくれると信じていたが、生駒さんは、翌日、学校にも来なかった。



花菜の沈んだ声は悲しそうだった。



花菜の力にすこしでもなりたい。





・・・・もし、杏が花菜を困らせるなんてないと思うけど、何かあったら、二人でがんばろうな?



俺は、花菜となら強くなれる。




そう信じてる。