ドラマチック・ロマンス

「なぁ、仕事が終わり次第、おまえのところに行ってもいい?ドライブしない?」



「うん。」




時刻は、六時になっていてもうすっかり日も沈んでいた。





伊吹が空を見たあと、私を見る。




そして、私に近づいてくる・・・・





近い!近い!





「待って、チューは夜までおあづけ・・・」





私は、近いてきた伊吹の唇を人差し指でそっと押さえた。




「え〜!・・・・・分かった。夜は、花菜のくちびる俺のもの。」





「なに言ってんのよ!」




恥ずかしさ100倍で、タコになりそう・・・






「花菜、車の中でラブラブしような。いっぱいお話しよう。」






「うん!」






私たちの家まで、伊吹が迎えに来てくれることになった。





夜に、早くなって!!