「よっ」 「棗ー!」 長波 棗。 家族は皆、病弱な私じゃなくて双子の姉の世南を見る。 だから一番の理解者でもあるんだ。 「元気してたか?」 「それ昨日も言ったでしょー」 「あはは、そうかも」 毎日毎日来る度に違う話を持って来てくれる。 棗の話は聞いてても飽きないから好き。