今日は厄日だと思う。ていうか確実にそうだ。
朝はよく分からない女に絡まれ、一時間目から教師に怒られ、トイレに入ったら上から水が降ってきた。まぁ予測はしてたから折り畳み傘をさしてたんだけど。天才すぎて辛い。
しかも現在進行形で不運が発生している。
「ち、千世、私の生徒手帳知らない?」
「知るか」
「やだちーちゃん冷たい」
絶対零度の眼差しで私を見る千世。いつものことだけどね。
そんな顔をしながらも肩に掛けていたカバンを下ろしたあたり、ウチの幼馴染みはツンデレだと思う。
だけど。
「ううん、大丈夫ー。多分家に忘れてきたんだよ。ごめんね急に」
「そ」
嘘を吐いた。中身を見られたくなかったから。千世には特に。
生徒手帳はいつでもスカートのポケットに入れてるから、忘れてきたはずなんてない。
…仕方ない、一人で探すしかないか。
朝はよく分からない女に絡まれ、一時間目から教師に怒られ、トイレに入ったら上から水が降ってきた。まぁ予測はしてたから折り畳み傘をさしてたんだけど。天才すぎて辛い。
しかも現在進行形で不運が発生している。
「ち、千世、私の生徒手帳知らない?」
「知るか」
「やだちーちゃん冷たい」
絶対零度の眼差しで私を見る千世。いつものことだけどね。
そんな顔をしながらも肩に掛けていたカバンを下ろしたあたり、ウチの幼馴染みはツンデレだと思う。
だけど。
「ううん、大丈夫ー。多分家に忘れてきたんだよ。ごめんね急に」
「そ」
嘘を吐いた。中身を見られたくなかったから。千世には特に。
生徒手帳はいつでもスカートのポケットに入れてるから、忘れてきたはずなんてない。
…仕方ない、一人で探すしかないか。