矢野くんが横暴すぎるんですが!

えーと、あの女どもに呼び出されて話をしてたのがこの辺だから…あれ、ない?えー、なんでなんで。
まさかとは思うけど下に落ちたりしてないよね?だとしたらどこ探せばいいんだろ。玄関とか?

「おい」

突然後ろから声がした。おまり聞き馴染みのない声。
この状況だともしかしなくても矢野くんだよね。
起きたの?もしくは最初から起きてた?まぁそこはどうでもいいか。

「なぁにー?」

私は完璧に可愛い笑顔を作ってから振り向いた。
給水タンクに片膝を立てて座っている矢野くんに、そんなことを気にしている様子は微塵もないけど。ちょっと屈辱。
この可愛い私の笑顔に無反応なんて、ホントに男?