その頃から、彼女は休み時間になると、空き教室で時間をつぶしていた。教室にいるより気分は楽だった。 空き教室に行くようになってからは、学校にいる間、あの大好きなぬいぐるみをそこに置いておくようになった。 教室だと投げられたり、蹴られたりしてしまう。 寂しいがそうなるよりはましだった。 彼女は毎日、空き教室へ通った。 そこに行けば、心の寄りどころであるぬいぐるみが待っていた。 そんな生活が何日も続いた。