しかし、彼女はいじめにあった。
奇しくも原因は、いつもお守りのように肌身はなさず持ち歩いていた、ぬいぐるみだった。
中学生にもなって、なんでそんな人形を持ち歩いているんだ。
周囲の人はそんな冷ややかな目を、彼女に向けた。
その目は、もともと内気だった彼女を余計に暗くさせた。
人ともどう接していいかわからなくなった。
友達もできず、いつも一人で下を向いていたという。
そうすると、いじめはよりエスカレートする。
はじめは無視程度だったクラスメートの態度も、日に日に悪化し、そのうち耐えがたいものとなっていった。
担任の先生に助けを求めた。
でも、担任は助けるふりをして、実質それを黙認した。



