そしてみんながいなくなる



「な、なにこれ……」


その不気味な雰囲気に動揺した私は、先輩相手に思わずタメ口をついてしまった。


そんな私を気にせず、先輩は続ける。


「そのコはね、ノロちゃんって言うの。
小さいほうはタロちゃん。」


神様には申し訳ないが、意外にも名前はポップだと思った。


「さっきも言ったようにそのコたちはこの放送室、もしかしたら学校の神様なの。
だから、絶対大切にしてね。」


「でも、ホコリ被ってますよ。」

そう言って、私はぬいぐるみに手をのばした……


「ダメッッ!!!!!!!!」


聞いたこともない先輩の大声。
放送のときからは想像もつかない。


私は驚いて、のばしていたを引っ込めた。



「絶対にそれを触っちゃダメ。絶対に。
何があっても。触れてはいけない。」


先輩は可愛らしい二重の目を見開いて言った。
その目には恐怖の色が映っていた。

 

それから先輩が話したのは、すぐには信じがたい内容だった。