『おいっ!やめろよっ』

おっ!うわ!だれ? 助けてくれたんだ
あ、後でお礼言わなきゃ
この人もちょっと怖いけど 大丈夫かなぁ?

『あ?何だてめぇ、』

『こいつから手ぇ離せつってんだよっ!』

バキッ ボキッバンッ

わっ !殴り合いだよ 間近で見たの初めて
こ、怖い ブルブル
わぁまた震えてきちゃつたよぉー

ナンパしてきた人達は逃げて行った
良かったーほんと怖かったよー

ゥッ…ゥッゥッ ヒクッ ゥッ…ゥッ…ヒクッ

何か分かんないけど涙出てきた

『おいっ!お前』

『…ゥッゥッヒクッ…は、はい』

誰だろこの人、悪くわなさそうだけど
やっぱり男子はダメだ

『大丈夫か?』

え?あっわぁ!急に頭撫でてきたら…
びっくりして涙が止まった

『わぁ!きゃっ!』

『おいっ!大丈夫か?震えてるぞ?』

あたりまえじゃん男子不信なんだもん

『だ、大丈夫です。今日は助けてくれて
ありがとうございました!』

『おっ、ちょっ、待てよ』

帰ろうとしたら腕を掴まれた

『やっ離して』

『あ、わりぃ、ってお前また震えてるぞ?
あっもしかして男ダメか?』

私は頷いた

『マジ?ごめんな怖い思いさせて
それよりあいつらにわ何もされてねぇ
か?』

『う、うん』

『そっか、よかった』