蒼生side

「なんか思ってた子と違ったね桜様…」

重い空気の中春樹が呟いた

「過去になにかあるって感じの

話方だったね〜」

港が言いみな押し黙った

「姫にする」

突然仁が言った

「仁、気に入ったの?」

そう、俺が話しかけると

「あぁ」

と返事し目を閉じてしまった

「やったー!可愛いから僕さんせーい!」

春樹がはしゃいでいるのを聞きながら

沢山のものを背負っている仁が

初めて女を気に入った事に

嬉しく思いながら

さぁ、仁からは逃げれないぞと

心で呟きながら暖かい日差しに目を閉じた