「おはよ〜」


「あ、奈緒おはよ早くご飯食べちゃって」

「きょうは目玉焼きなんだ〜」


(ソース、ソース…)

手を伸ばした、ソースを取るためにでもその手は空を切った。

「え……」

「何やってるの奈緒、ソースはもっと奥でしょ、そんな前じゃないじゃない。
ふざけてないで早く食べて」


「はいはーい」






この時は特に気にしていなかった。


ただ少し取り違えただけだと…