でも。

「「「「「未紗仔っ…!!!!!」」」」」

桜龍のヤツらが来て、あたしを止める。

「っ…離せっ!総長命令だっ!」

「ふざけんなっ!こんなことしてもっ!龍さんは生き返らねぇぞ⁉︎」

「未紗仔っ…その辺にしとけっ…」

「未紗仔…もういいって…!!!!!」

なにがもういいよ?

どうせ、龍兄は死んだんでしょ?

コイツにはその罪を償わさないと。

「未紗仔さんっ…」

龍さんもイヤだと思います!というのは最年少の望で。

それを聞いて我に返る。

「正気に戻れっ…未紗仔っ…」

仲間に止められ、幸い尋は命が助かった。

ー“あたし”と私はちゃんと同化できてなかった。

“あたし”が愛に飢えてるケモノだったんだー…。