そしてー…

「…未紗仔っ‼︎」

ましろの緊迫した声。

その次の瞬間。

ーグサッー

「っ…いっ……」

ナイフが誰かに刺さる。

でも、“あたし”は痛くなくて…。

「龍さんっ‼︎」

「龍兄っ‼︎」

下っ端のヤツらとましろが刺された人の名前を呼ぶ。