「ククッ…女も守れねぇ…雑魚がっ」

尋が喉を鳴らし、言う。

多分…雑魚って、白虎のことよね。

「「「「「イヤァァァァァーーーーっ!ましろ様っ…!!!」」」」


後輩の悲鳴が聞こえてきた。

それに反応して振り向くと。

「…え…」

尋がナイフを持って、私たちのほうに向かってきていた。

これは、ダメだな…と思ったら。

何かに視界が遮られた。

そしてー…目の前には。

誰もが1度は触りたくなる、サラサラツヤツヤストレートの赤茶髪が見えた。

「未紗仔⁉︎」

私は叫んだー…。