ーましろsideー

「み……さ……こ……っ⁉︎」

信じられない気持ちで幼なじみの名前を呼ぶ。

「みーちゃあん⁉︎」

桜子がボロボロと涙をこぼしながら、未紗仔の名前を呼ぶ。

「どうして…?」

どうして?どうしてよ⁉︎全国一の総長だったじゃないっ!

それよりも…。

ータッー

未紗仔の元へ行く。

桜子や花純、かぐや、さくやもくる。

「み…さ…こ…?」

そう、問いかけると。

「ハァっ…ハァっ…」

荒いけど、ちゃんと息してる。

未紗仔はー…生きてる。

「っ…まし…ろっ…やく…そ…く…っ…やぶ……って…ゴメ…ン」


約束?

彼女から言われたことに疑問が浮かぶ。


「桜子っ…ご…め…んっ…」

ゴボッと口から血を出す彼女。

「みーちゃっ…」

桜子が1番、未紗仔になついてた。