「あらあら、美女が台無しよ?」

クスクス笑って言う花純。

「は⁉︎どこが⁉︎私のどこが美女?ブスの間違いじゃない?」

うんうん。私はブスだよーだ。

パパとママみたいにカッコ良くも可愛くもなーい!

「「「「出た…天然…無自覚…」」」」

見事にハモった親友たち。

私が天然?ないわー!

「しー!来たよ!」

桜子に言われ、シーンとなる。

「よし、行きますか?」

そして、白虎たちの前で。

「ごきげんよう。私、レガリア女学院の生徒会長、神崎未紗仔です」

そう言い、スカートの裾をつかみ、

おとぎ話の中のお姫様がするような、

お辞儀を生徒全員でしたのだったー。