100万回の『I L♡VE YOU』

元はと言えば、ブラックの連中が悪い。

「…ありがとな。蓮…オレお前とダチになれてマジすっげえ良かった」

「ハルが素直すぎて気持ち悪い」

冗談気味に言う。

「東に謝っといてくんねぇかな?ケガ治り次第、見舞いに行くけどよ」

ハル。お前、最後のほう、すっげえ嫌味っぽいんだけど。

「ああ、わかった」

これで、一件落着だ。

「もし、次、オメーらになんかあったら、紫鬼がバックについてる」

そう、笑って言うのは、あの頃のハルのままで。

「サンキュ」

ニッと笑い、ハルと別れた。






END