そこには、さっき撮った華ちゃんと萌音が仲よさそうに遊ぶ写真がズラリとあった。
華ちゃんの顔はそこまで変わってないから、これを撮ったのは最近ってことか…⁇
萌音、また仕事始めたんだな。
よかった…。
って、また萌音が戻ってくるなんて保証なんかないくせに安心してる。
ただ、生きてる。
それだけが俺にとってはすごく嬉しかったんだと思う。
「祐…くん…⁇」
「あぁ、ごめん。」
隣でビックリしている美希。
「この雑誌、いつ発売⁇」
「あっ、えっと…先月だよ…っ」
「そっか。」
明らかに動揺してる美希。
でもごめん。
俺、お前よりも動揺してるわ。
だから、フォローなんてできねぇよ。
1人の女にこんな振り回される俺って、ダセェな。
でも、こんな雑誌見たことない。
あ、沖縄だけで発売されてんだ。
じゃあ、萌音ってやっぱり沖縄にいるんだ。
これで、沖縄にいるっていう確率が高くなったな。
余計必死に探そうと思った。
萌音は絶対に見つかる。
いや、見つけてやる。


