同じ願いで



ちょっと早めに駅に着いてしまったから、まだ莉乃たちは来てなかった。




「今日は絶好のプール日和だな」




そういう慎也はTシャツに水色のジャケット、白のズボンを履いていた。



サングラスはTシャツにかけていた。




なんか、かっこいいなぁ〜。



「てか、それよりも日陰行こうよ」




日向で待ってても焼けるし…




ってことで、日陰のベンチにやってきた。




こんなとこにベンチあったんだ〜って感じ。




「今日の亜子、かわいいな」




そう言って私のお団子頭をツンツンしてきた。



「お団子、綺麗にできたでしょ⁇」




髪の毛を扱うのが得意な私は、少し自慢げに慎也に見せた。




そんな私の今日の服装。


基本、スカートなんか履かないからショーパンで。



本当に、涼しい格好できたからオシャレなんてしてないかも。



まあ、いいよね〜



すると、遠くから莉乃が走ってくるのが見えた。




「亜子〜‼︎」




隣には噂の先輩もいる。




「よしっ、行こっか♪」



電車に乗ってプールまでやってきた。



ここは海とプールが合体していて、プールにも海にも入れる。