次の日学校に行っても楽しくなく、萌音とたくさんの時間を過ごした屋上に向かった。
萌音とたくさん話した屋上…
鍵がなくて屋上に入れない時、屋上につながる階段で溜まっていたとき…
なんで今になって、こんな楽しかった事を思い出すんだろう⁇
私にはやっぱり萌音が必要なんだよ…
ねぇ、戻ってきてよ…
なんだか私の心にもポッカリ穴が空いたみたいだ。
でも、こんなにネガティブになってたらダメだよね。
萌音はきっと見つかる。
探さないと何も始まらないから。
とりあえず、屋上に出た。
すると、真ん中にポツンと座る人影が見えた。
「…慎也⁇」
慎也の隣に座った。
「亜子…。俺、どうすればいいかなあ。」
こんなに弱々しくなってる慎也は初めて見た。
私が、支えないと…


