その日はあっというまに終わった。

仕事が終わって、みんなタバコ吸ってたりジュースを飲んだり。

私は一日一緒にいた杉田さんにどこの大学なの?とか家は近いの?とかおまけに彼氏は?とか聞かれてた。
年のわりに杉田さんは話しやすく、私も自然と笑顔が出てた。

そこな渡部剛志登場!?

マルメンライトをくわえながら話し掛けてきた。

『笹田さんって〇〇大なんでしょ?俺そこ落ちたんだケド!』
と初会話がいきなり自虐…
『そ〜なんですかぁ〜私もギリギリ補欠で。』

私も!って渡部剛志は落ちたって言ってんのに(も)はないだろ…

久々に緊張していた。

他の従業員もきてみんなで話しはじめた。

渡部剛志は社員だった!
年は26。
それだけ判明した。

渡部を含め社員が3人と他、フリーター数人。大学生は私だけだった

一服終わるとみんな早々に帰っていく。
土曜の夜だからデートだったり友達と飲み行ったり?それぞれプライベートタイムになった。
渡部剛志はデートなのか?
飲み行くのか?
ちょっと気になったりした。

帰り道、親友ナツに電話!もうバイトの話とかナツの彼氏の話、今度遊ぶ約束とかそんなの一切なく私はずっと渡部剛志の話をしてた。
帰りの15分間ずっと今日初めて会った男の話!

ナツは笑いながら聞いてくれた。