翼目線


美紀が自分の過去を
話してくれた
思い出すのも、話すのも
辛いだろう
でも俺に話してくれた
最後に美紀は、こっちを
振り替えって
悲しい顔で

「私、勇気を振り絞って学校
来たのにまたこんなことに
なるなんて私の人生どうしたんだろう?」

と言ってきた
俺は、
悲しい顔でそんなことを言う
美紀が見てられなくて
美紀の顔を
隠すように抱き締めた

俺は何ていったらいいか
わからないけど
美紀に

「大丈夫だ…俺がいる
俺だって人生の
全てがいい風に進んで来たわけ
じゃあない…」