四之宮くんの方をみると、
彼もこっちを見ていた。





何曜日がいい?

なんて意味を込めて首を傾げてみる。





…伝わるわけないか。
そう思っていると、



「……金。」





つ…伝わったぁ〜っ!




感動してつい何度もこくこくと頷いてしまった。




それを確認して、四之宮くんは視線をまた前の黒板にもどす。







やっぱり、似てる。
きっと自分もあんまり話さないから
私の言いたこと分かったんだ。




…なんて、勝手な考えだけどね。






その後、挙手制で決めていき、
私達の当番は希望どおり金曜日になった。