ざっくりだけど話し終えた私をみて。 ゆっくりと四之宮くんが瞬きをする。 彼は何も言わない。 それが嬉しかった。 同情されるのも嫌だし…。 きっと四之宮くんはそれがわかってる。 言葉の代わりに、 ゆっくりと四之宮くんの手が伸びて 私の頬に触れた。 「え……?」 ドキッと 四之宮くんに聞こえるんじゃないかってくらいに胸が高鳴る。